時代と共に少しずつ後輩への指導方法や考え方が変わってきています。『パワハラ』や『セクハラ』などはもっての外ですが、少し注意したり、少し放置したりしただけで、次の日にはもう退職してしまう後輩もいるのが現状です。今の時代の考え方に寄り添って、ウザい先輩を卒業しませんか?
業務を教える際に気を付けること
「なんか質問ある?」は言わない
・・・で、ここまでで、なんか質問ある?
え・・・っと。なんもないです。
は?あっそ。じゃ時間ないから、次の説明するわね。
(ムキ~~~~!!!)
長い説明を一通りして、とりあえず「質問ある?」という一言に後輩たちは戸惑っています。
あるある~!あるヨ~~~!
好きな人はいますか?
なんて答えれる勇気のある後輩が何人いることでしょうか?
よほど優秀じゃないかぎり、なかなか質問を出来ないのが事実です。
説明を受けた時の心境・・・
✓ 今はなんとなく、分かっているがやってみないと分からない
✓ メモをとったり、インプットするのに必死
え。じゃあどうすりゃいいのよ。
そこは、「質問ある?」と聞かずに・・・
「分かりにくいところありそうかな?いつでも聞いてね~。
やってみないと分からないよね~。」がGOOD◎
きゃ~好きになっちゃう♥
(ムキ~~~~!!!)嫉妬!!
先輩は、この時『教えるモード』であるように後輩は、『インプットモード』になっています。
理解しているわけではないけど、必死で知識にしようとしている段階です。
業務を教えるときのオススメ方法
✓ 分かりにくい部分は、しつこく何度も説明する。
✓ 質問は、しばらく時間をおいてから受け付ける。
後輩への配慮不足にならない為に
最悪の言葉「自分で考えろ」
先輩、お忙しいところすみません。
次、何かやることありますか?
はぁ~・・・(溜息)ちょっとは自分で考えられない?
(ムキ~~~~!!!)
後輩は、「仕事の全体の流れ」の把握や「仕事のスピード感」などありとあらゆることが全くわからない状態です。「何かやることありますか?」の質問は必ずでてきます。
先輩側からすると・・・
も~~~じゃあどうすりゃいいの?
全部私が仕事準備しなきゃならないの?
そんな事はないです。後輩も徐々に仕事が慣れてくると、勝手に独り立ちして先輩と並んで仕事ができるようになっていきます。何も教えていない状態で、「自分で考えて仕事しろ」と言われると、
『先輩には何も言わずに、自分で考えて仕事をする。』とひねくれた考えが育ってしまうケースもあります。
良い子は絶対マネしないでね
あまりにも「自分で考えろ」スタンスを押し付けすぎると、後輩も委縮してしまい、重要な事も話しかけてこなくなります。
するとこんな事が起きます・・・・
なんで勝手に仕事するのよ?誰がそれやれっていったの?
ちゃんと私にきいてからやってよ!
だって先輩自分で考えろっていってじゃないですか。
バカ!考えろとは言ったけど、相談はしてよ!私の責任になるんだから!
「自分で考えろ」
⇓⇓⇓⇓
後輩が「相談しなくなる」
⇓⇓⇓⇓
「勝手に仕事しるようになり、報連相がなくなる」
後輩からしたら、教えてもらえない不満もありますが、「自分で考えろ」「質問ばかりするな」という事が優先されてしまいます。
「何かやることありますか?」は報連相のひとつだと思う
後輩から「何かやることありますか?」と言われたら、すぐに仕事振ったり、教えてあげることができたら良いのですが、タイミングが悪いパターンもあります。しかし、あらかじめ対処しておくことができます。
✓ 後輩が何をするか、1日の始めに報告してもらい、把握する
✓ 時間のかかる雑務も用意しておき、自分の手が空くまで待ってもらう
仕事どう?わからないことない?
定期的に声をかけてあげてもいいと思います。過保護すぎるのもどうかと思いますが、仕事の合間やトイレに立つときなど自分の中で一息つくときに、そっと話しかけてみるのもお勧めです。
自分の配慮不足&説明不足を後輩のせいにすることが無いようにしましょう。
何度も伝える大切さ
「それ、教えたけどな~」は、通用しない世界
先輩、Excelの資料どこにあるかわからないので、教えて頂けますか?
あ~営業フォルダの中じゃない?ってか前にも教えたけどな~
(ムキ~~~~!!!)
本当に「伝えていた」かもしれませんが、教えた事が100%相手に伝わっていることは、無いです。更に、人間の脳は、一回記憶しただけではすぐに忘れてしまいます。忘れない為のメモだろ・・・!と思うかもしれませんが、メモしたことも忘れている場合もあります。100%インプットできるロボットみたいな後輩、いないんです。
ロボット・・・!ウケる~!
後輩の記憶に定着させる
業務を教えた後、完全に忘れる前に、復習をして思い出すことが必要です。これを何度か繰り返すと記憶は定着します。
あ、この前も先輩この事話してたな。
間違えないようにしなきゃ。
フフ・・・ようやくわかってきたようね。
ミスをしたり、忘れていたりすることが多い後輩ほど、しっかり先輩のレクチャーが必要です。
また、何度も同じ事を言うのが疲れるから1度で説明を済ましたいと思うのは、わかりますが、後輩にミスをされてしまう方が、仕事が何倍も増えるのではないでしょうか?自分が今後楽をする為にも後輩にはしっかり業務を伝えましょう。
まとめ ~後輩だったころの気持ちを思い出して~
先輩になってみて、はじめて自分もこんな生意気な時期あったんだよな。と思い出す事もあると思います。目の前にいるのは、数年前の自分です。
私はこんなトロくなかったわよ。
そう思う事ももちろんあるかと思いますが、信頼関係が構築されれば、後輩もピンチの時に助けてくれるはず!その技量は、あなたたち先輩の腕にかかっております!
お互いの気持ちを理解して、素敵な先輩ライフを過ごそう♪
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